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フィナステリド(飲む発毛薬)の解説 [飲む発毛薬・フィナステリドの解説]

て、お待たせしました。 いよいよ薄毛・抜毛 対策の本題に入ります。

男性型脱毛症の治療薬、フィナステリドについてご説明します。


この発毛薬の開発で男性型脱毛症の治療は格段に進歩しました。
カテゴリ『髪と男性ホルモンの関係』で説明したように、男性型脱毛症は、
男性ホルモンのテストステロンが細胞の中でⅡ型の5α-リダクターゼという酵素によって
ジヒドロテストステロンに変わり、毛乳頭細胞の中で作用して起こるのです。


フィナステリドはⅡ型の5α-リダクターゼの作用を妨げる薬です

米国で1983年に合成され、元々は前立腺肥大の治療薬として認可されました。(商品名:プロスカー)
前立腺肥大にもジヒドロテストステロンが関係しているのです。


フィナステリドは前立腺肥大の薬として臨床試験が行われたのですが、その過程で
男性型脱毛症の人に投与すると育毛効果があることが分かり、その時点になって初めて、育毛剤として
の研究がされるようになったのです。

フィナステリドを男性型脱毛症の治療薬として認可されたのは、今から15年ほど前の1997年のことです。

前立腺肥大の治療薬としてのフィナステリドは1錠につき5ミリグラムの含有量ですが、
男性型脱毛症の治療薬は1錠あたり1ミリグラムの含有量と定められていました。


フィナステリドが開発されるまでの脱毛症治療薬の多くは頭に直接塗布する外用薬でしたが、
フィナステリドは内服薬です

フィナステリドを服用すると、テストステロンが細胞内に入ってきたところで、Ⅱ型の5α-リダクターゼの
作用を妨げ、ジヒドロテストステロンの産出を抑えるので、脱毛作用も食い止めることができるのです。


世界で初めて開発された『飲む発毛薬』として、フィナステリドは一気に注目を集めました。
現在では世界60カ国以上で承認されてる安全性の高い発毛薬です。


しかし、日本では臨床試験がやや遅れ、厚生労働省の認可が降りたのは2005年です。
1ミリグラム錠と0.2ミリグラム錠の2種類です。



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薄毛・育毛の真実

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